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ごーつー声楽

  4月から一日一時間くらいは練習していたベートーヴェンのヴァイオリンソナタ「春」の伴奏なんですが、とうとう娘の方の発表会は中止ということになり、披露するチャンスが無くなった瞬間は実はちょっと嬉しかったんだが、各自ビデオで撮って一枚のCDにしてみんなに配布する発表会にすることになったので、練習続行なうえに、そんな記録に残るようなのはやだな。

私の演奏スタイルは基本「やり逃げ」です。

娘は近所の保育園クラスター、劇場クラスター&毎日200人超えにめげてしまったのだが、参加者は子供中心なのでいいのかもしれないが、おじいおばあがいっぱい来るし、もう危うきことはしないのがいいのかもしれないという判断。今週末の当教室の発表会は決行だが、出演者の出番を5人ずつ3つに分け、長く滞在しないで帰れるようにしました。

消毒隊にシシローまで呼び(アスペ適任。今日は生協で来たヤクルト一本一本をアルコール消毒してた)舞台は一段下げ、席は前かなりをつぶし、換気も徹底するつもりだけど、無症状者が感染してるとか聞くと、何か起きない保証はないので、主宰する側はひやひやである。やめてしまった方がいいのであるが、ホールでうたいたいよお!な叫びに私は応えたいとおもいます。

コロナより皆が恐れているのは風評被害だが、つまり「世間」です。人は自分の人生に煩悶するような高尚なところまではたいがいたどり着かず、多くはこの世間に苦しめられるのです。それは何かといえば無症状のバカの集積です。でもどこにいるのか?少なくとも私の周りにそんな人はいないので、仮想敵なのかもしれないが、確実に心の中にそれへの恐怖があるね。湿気で出てくるカビのように感染症とか戦争とかになると暗躍跋扈する。私の今の怖いもの順は、一位ゴキブリ、二位無症状のバカ 三位田舎の人 四位おばけ 五位コロナ そんな感じでしょうか。

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ごーつーキャンペーンで旅行に行くというのもよくわからないけど。行きたいなら割引なんかなくても行けばいいじゃない。

気になるのはそれを主導している与党のおじさんたちなのだ。またどうせ旅館組合とかそういう組合の陳情で動いたんだろうが、その感じがまさにロータリークラブのおじさんレベル。旅館もこういう枠組みでなく、私のように万年ステイホームしているような人を動かせるような宿になってくれるなら行く人もいるんじゃないかな。そういう人々は大本営発表を信じてないからコロナでも行きたきゃ行くよ。

なんか定番だよね、旅館って。夕飯に色々出るのが苦痛。ビールとからすみと湯豆腐くらいでいいんだけどな。布団敷いてくれるのも苦痛。女将がなんか説明に来るのも苦痛。息子が東大入った時に慶応の止めの20万払わないですんだからそれ使って行った京都の老舗旅館、というのが後にも先にも私の行った最高級の旅館だが、確かに華美でないし、ご飯もおいしいし、でもそれがなんだ?とは思った。お金くれても京都まで行って泊まるかな?

あんまり観光とか興味ない。なんか見ても食べても一過性で。当教室主催イタリアの声楽ツアーは良いよ。毎日戦いだが、ご飯は本当においしい、それは厳しいレッスンのちょっとした慰めになるだけだけど。毎度一緒に行く友達はその日のうたの調子が悪いと食が進まないもんね、うたの事しか考えてなくていいわ。

つまり興味が無いんだよね、外に、外側に。私は死ぬまで大したことない自分というものをいじくって煩悶してたい変人なのだ。

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こんな私がなんでうたなんかうたってるんだろうと思うが。思えば飛沫の飛ばないようなことにしか興味がないが、バランスなんでしょうね。なにか飛沫の飛ぶようなことを一日一回はしないと、人の精神は確実にバランスを欠いていくね。辛い労働には必ず労働歌が生まれ、辛い境遇にはゴスペル等のうたがあり、子守さんたちは呪いのように暗い子守歌をうたい、そうやってバランスを取ってきたわけです。

それがキャバクラやホストクラブであっても大宴会でもカラオケでも野球の応援でも合唱でもいいと思うけど、宣伝だけど案外声楽は一番安全なジャンルではないかね?

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