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はるばるきたぜイタリア3

もうとっくに帰ってきたのにいつまでもなタイトルだが、私は超デブ症(と入れたらこう出たのでふん、と思ってママとするが)大体私は日本人の痩せ主義が貧乏ったらしくて嫌いである。痩せてると言うより子供のような体型だったり、丹田が不在な体だったり、冷え性、胃下垂としか思えない貧弱な体型は滋養を持ってして少し豊かにしたほうがいいのではないか。

バルバラコスタ先生の豊かな体型と声は切っても切り離せないものだ。

ナイスなプロポーションじゃないただの薄い日本人体型はまずうたには向かない。すごくうまいこと鳴らしたところで鳥っぽい声にしかならないと思う。童謡唱歌向きというか。

しかしイタリアのテレビで見たライザップもどきのコマーシャルは恐れ入った。マイナス53キロとかそういう・・痩せ主義日本人ならいなくなってしまうかもな・・。そこまでいくと高脂肪で病気も懸念されるから痩せたほうがいいと思うが。

イタリアのレッスンは素晴らしいものだったが、どう素晴らしいかというと、とにかく理論的である、それを実践してくれる。その説得力の中にいた。

バルバラ先生のような声じゃないとうたっててもなあ、と思うが体型的限界もあるだろうし、年齢的限界(あまり考えたこともないけど)もあるだろうが、少なくとも帰ってきてから前より高い音も低い音も出るようになった。

私はバルバラ先生にコントラルトだと言われ、響きがイタリア的だと言われ大変ご満悦なのである。コントラルトだと思ったらすごくうたい易くなった。また驚いたが、出なかった高い音が出るようになった。

あなたの声があなたの家に帰ってきたようよ、と言われた。

私はのべ10人近い日本の先生についているが、そんなこと一回も言われたことはないし、メゾやりたいと言っても反対された。大体私はソプラノの役を無理に理解しようとしてきたと思う。基本お姫様ではないか。好きな男がいるからって嫌いな男に言い寄られて殺しちゃうだの(トスカ)激しくないか?一回スカルピアの話もじっくり聞いてみたらいいし(直ぐやろうと言いよられてもそういうのうまくかわす手立てもないのか)不治の病の姫は多いが、その儚さとか、はいはい、と言う感じだし、最後美しく死ぬようにたいてい設定されている(トラヴィアータ一他多く)子ども置いて死んじゃうくらいならヤマドリと商売でも始めたほうがよほど健全だ(蝶々)せっせと織った布を高額でみやこで売るとか、お金が「汚い」と思ってるならその一部はどこかに寄付しても良いと思うし(夕鶴)

ソプラノの世間知らずでお姫様なトンチンカンがどうも私にはしっくり来ないのである。それは私の声種と違っていたのだから納得である。

ついでにもう一つ自慢話をさせてくれ、ミラノマルペンサ空港で、空港職員にイタリア人かと聞かれた(職員は老人を連れており、その人の世話をして欲しそうだった)これは一生何度でもいい続けよう。あと前回だったが、帰りの飛行機で免税の申告書が配られるが、外国人用の配られた(エミレーツだったが)

はは、イタリア人でないまでも無国籍に見えたら嬉しい。私は日本国等「自分の住んでいる国」にアイデンティを持っている人の考えが昔からわからない。日本人はどこ行っても優秀だと思うし、この躾のきちんとされてみんなで監視しあってる態度も海外に出てはもはや行儀の良い素晴らしい性質と写るばかりだ。今回から使用する音楽院の学長はもう日本人というだけで上機嫌だし、もはやマスクをしている民族は日本人だけになったが、イスタンブール空港で帰り羽田に行く便は流石に日本人も多く、わらわらマスクをした民族がきちんと列を作り、航空チケットとパスポートを直ぐ見せられるように携帯し、外に出たら「1」を「0.6」くらいに絞れる躾というものは昨日今日で仕込めるものではないのであう。

でもだから日本人でなんだというのだ。先週来た生徒が教えてくれたが、ある日本の政党は3代前から日本人という「証拠」がないと立候補できないというが(すぐ「在日」を批判する人々)だからなんなのだ。たかが3代前くらいしかわからない有象無象が騒ぐんじゃないし、大体どこで生まれるかは一番本人の関与できないことではないか。そういうことを「自慢」に思うのはたいてい「そこ」で「充実」してないからだと思う。そういうこと言ってるからいつまでも戦争は無くならない。「民族の誇り」とか・・。いいから私は抜いといてほしい。

国なんかないと思うことが大事だとジョンレノンは言ってるが、それはあと300年くらいかかる人類の課題ですよ。

しかし「声」は人なりだよねー。声を変えるって難しいけど、声が変わればその人も変わるというのは私が20年くらい前に書いた売れない本の内容だったと思うが、今更ほんとだったのね、と思うわけです。

土建屋:なんだかお話を伺っているうちにうたを習いたくなってきました。

先生:一応そういう意図を持って書いてはいるのですが、このブログの閲覧者はレッスンに来ない人が大半占めているようなので、一応誰が読んでも面白くしようとは心がけてます。

土建屋:話が冗長ですが、面白いところもあると思います。

先生:うたを習うのに躊躇があるなら、あくびをして息をたくさん吸うとか、そういう練習をいっぱいしてるといいです。

土建屋:それは簡単でいいなあ。それで歌は上手くなりますか?

先生:それで上手くなるとは言いませんが、基本自分を広げる感覚は持っていてほしいです。精神的にやられちゃって声が出ない感じの人は多いですが、合わせてもう少し図々しくする練習もしておいてください。

土建屋:人に後ろ指指されないように、などとと萎縮しちゃいけないってことですよね。

先生:人に後ろ指なんか指されててればいいではないですか。振り返らなければ指されてるかどうかは見えませんが、「指されてる気がする」だけだと思います。そういうの「監視装置」と言います。看守は不在かもしれませんよ。

土建屋:なんかいつも悪いことしてないか確認してるような、変なことしないように確認しているような・・

先生:そんなに悪いことも変なこともできないものです。大きく息を吸って好きにしていてくださいよ。私はこんな歳になってやっと「自分の声」を見つけましたが、確か私の本のタイトルは「自分の声の見つけ方」だったか、諦めないことも大事です。今日はこれから日本におけるレッスンをイタリア以来始めて受けますが、きっとコントラルトは否定されちゃうのかな、と思いますがもうそれはそれでいいです。基本声楽は「マスケラ持ってって、後ろを開ける」ですから。

土建屋:それだけなんですか?

先生:もうここまでやってきたので言い切れますが、それだけです。でもそれはとても説明するには難しいことなので、まあ騙されたと思ってレッスンに来てくださいということです。

土建屋:やはり宣伝ではあるんですね。

先生:当然です。このほとんどブログしかいじってないサイトを運営してもらうのに、運営会社に結構払ってるんですが、その契約もあと一年くらいだったかな?そのさきは再契約、契約先を変える、自分でやる、息子がやる、などと選択肢があるんですが、俺がやってやるよ母ちゃん、とか言いますが、子どもはあてになりません。仕組みがわかればコストはかかりません。

土建屋:なんでもサービスにはお金がかかるものです。

先生:ここ三週間にわたってここドームホテルのラウンジにて入力してますが、ここのコーヒーは高いですが「おかわり自由」というか「わんこコーヒー」状態なのでどんどんついでくれるコーヒーを飲んでいるうちに胃が悪くなります。次は断ろうと思っていますが、こういうところでバイトしたら、やはりコーヒーはつぎまくれと言われてるだろうし、断るのも悪い気がして。日本のサービスは本当にいいですが、これも一望監視装置のおかげです。誰が言わなくてもコーヒーは注いでくれる。やることなかったらラッキーくらいに思って店の人も休んでいてくれたらいいのですが、絶対クレームを入れられてしまう。こういう下等(失礼)労働者にクレーム入れるのはやめたほうがいいです。そういうクレーム人間たちもまた「ここ」で「充実」してないのでは?うたでもうたっていただきたいです。

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そう、その「デブ症」から話が長くなったが、出不精、です。

イタリアと文京区男女平等センターへ月4回行く以外ほぼどこへも行かない私(それは近所なので自転車で行く)。平気で3日でも4日でも家にいるが、一昨日生徒の出る合唱に行ってきた。図らずも東工大の学生の(男声合唱)合唱に涙した。そうか一人一人が自分の声を出そうとしていれば合唱というものもこんなに力強くそして感動を呼ぶものなのだ。

そこへ行ったのが(第一生命ホール)気がつけばイタリア行ってから初めての電車に乗る外出だった。

 

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