最近はテレビなどで素人や芸能人が歌を歌い、それを音楽評論家や作曲家、声楽家などが審査するような番組も人気があります。
もっとも、プロと呼ばれる人たちの評論と、詳しくない一般の人の評価は合致しないことも少なくありません。
のど自慢大会でも、うまいと思った人が鐘1つしか鳴らならないなど、評価は難しいものです。
声楽の評論でいえば、ただ声量がある、音程が取れている、形式的なことだけで評価されるわけではありません。
声の伸びや軽やかさなど、曲に合わせた歌い方も求められますし、その曲をいかに理解し、心を込めて歌っているかなども大切な要素です。
ポップスなどの場合、崩して歌うなどアレンジしたほうが上手に聞こえることもありますが、クラシックの場合は型を崩さず、楽譜に忠実であることも大切です。
そのうえで、自分のものにして歌えるかが評価を分けるポイントかもしれません。