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過剰なものを

 このホームページはホームページ屋が作って「運用」という形でかなり払っているんだが、もう当教室には多業種な生徒が在籍しており、この手のことをしている人もおり、いやあ、10分の1以下でできますよ、ということらしい。

 適正価格などというものはどこにあるのか知らないが、いいと思って払っていることに関して「適正」なのだと思うが、ちょっと高いのでは。でも悪いと思ってるのか、たまに担当者から電話があり、適切なアドヴァイスをくれるんですね。まあいいかと思う。「もっとうたのこと書いてくださいね」と言うことでした。

 息子が8万する時計を買ったと自慢するが(またうたから外れる)入社の時に買ってやった3万の時計とどこが違うのか私の加齢性黄斑変性症の目にはよく判定がつかないのである。さらにテレビで1千万だかのロレックスを売る話を昨日やっていたが、こういうのつけてると「バカ」にしか見えないと私は思うんだが。

 高級時計をつけるバカとタワマンに住むバカは私の中では近い。建て替えにはできるだけ課金して建て替わったら即売ると倍になると教えてくれる生徒がいるが(他業種生徒在籍)そういうのもロレックスの時計のようなセンスだ。

 でも金は無垢で何にでもなりうるんだから、その金で「文化的」を買えばいいじゃない、っていうでしょ。汗水垂らして働いて給金を得る、というのはこの末期資本主義時代にあまり流行らないが、ただ言えるのは原始資本主義の頃と何も変わらない金とは「過剰に余ったものを交換する際にカネというものに置き換える」という行為であるに過ぎないということで、じゃ何があなたの「過剰」かな?を考えるがあなたの「仕事」である、ということです。

 そこにそれぞれの主義主張があるので、人の「神」を糾弾することもないのだが、私はそこはやはり牧歌的なヒューマニズムなんか絡んでるといいな、と思うんである。

 例えばユニクロのヤナイ社長が「世界中の人を服で困らせない」と思ったとか、孫正義がその理念を考えるに無駄に2年も事務所かりて何もしないでただただ考えてた、とかこういう東洋経済にでも乗るような話が好き。

 私は誰かが「気持ちが楽になってくれたらいい」と真剣に考えているだけのうたの先生である。そう考える考えになんの嘘もないのだけは胸を張って言えるのだが、うたでなくとも、なんでもよかったが、うたというのはたまたまである。他にあまり選択の余地がなかったというのは大きいが。いや、それは違うな。勉強ができなかったのは確かだが、うたはそのくらいにはできない物の一つだったので、でもついでに言うと運動系は全部壊滅的であった。

 つまり、何もできなくてもいいのだ。人は過剰に何か一つのものを持っていれば。私でいうなら「人が気持ちが楽になってほしい」という一つである。お節介といえばそうだが、つまり過剰である。その先どう教えるかとかどの教材を使うかなどと言うことももちろん重要なのだが、そこから入っても誰も上手くならないばかりか、誰も幸せにはならないのである。

土建屋A:でも私だって悪いことしてるなんて思ってませんよ。都会の小さな土地に大きな建物を建てて、土地の有効利用ができたら幸せになる人がたくさんいるだろうなあ、と思って仕事をしているんです。誰かを幸せにしたいと言う気持ちは少しはあるんだと思います。それは給金のために働いているけれど、それが結果として人の幸福を作っているとは思っていますよ。大きな理念などはないし、それは上が考えることですからね。実は就職の時、本当は金融に行きたかったんです。なんかかっこいいじゃないですか。私は大学は経済だし、3流大なのでマルクスもろくに読んでないですが、落ちたんですよ。建設会社に拾われました。そこで派遣で受付をやってたのが今の家内です。猛烈にアプローチしたもんで、こちらは第一希望合格、といった感じです、はは、だから猛烈に働いてきましたよ。パワハラなんて言葉のなかった時代の土建会社なんて凄いもんです。でも家でそんな愚痴など言ったことはないですね。仕事なんてそんなもんだと思ってたし、家族には絶対金で苦労させたくなかったし、そう言うもんじゃないですか、男って。

 えらい、お父さん偉いです。「昼間のパパは男だぜ」忌野清志郎、だから「誰が悪い」のでもなく、その言うところの「上」が悪いか?いや、悪くはない。資本主義なんだから経済は発展しなくてはならないという至上命令があるし、

 悪くはない、でも、ダサい。

ちょっとKDDIが止まったり、電気が止まりそうになったりで大騒ぎだが、40年前くらいの生活に戻せばいいのでは?刺さった矢は後には引けない的な発展は自滅の道だと私は考えるが。成長し続ける人がいないのと同じで、どこかでその成長神話をやめよう、それは理念ではなく、まして主義でもなく、センスであってくれたなら嬉しいが。

 悪くはないがダサい。

「上」がダサいのか土建屋社員レベルの人々がダサいのか、外見から物を言うのをやめようといという動きがあるが、おじさんたちのカッコ悪さは凄まじいではないか。上だろうが下だろうが。こんな暑いのに背広きてご苦労さん。いや外見こそ名刺の何十倍も全てを語るが。

 立て替えたビルのダサさはとほほだが、建坪率やら建設費やら販売個数やらいろいろ変数を入れるとこの姿形なのか。ここに文化的に国から支援されてる宝生流の能楽堂が入るんだから恐れ入る。彼らが特に建て替えを望んでいるらしいからね。それに文京区とは名ばかりの文化の乏しい区が絡んで最悪。

 この頃、今月の本番の練習で世田谷区に行くんだが、田舎だけど文京区より良心的な感じがするなあ。私は今回ピアノを弾いてくれる高山さんの音楽性に惚れているが。彼女は指揮者でもあるから、やはりオケ譜から考えているよね。当たり前だが。

 少し西に行ってみるのもいいかもしれない。

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