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からだからからだから講座

人の「声」を扱う仕事はいよいよ面白いが、習っている皆さんにはどうなんだろう?でもこれだけの人々が「リピ」してるんだから、まあまあ面白い、他よりはいい、くらいには思ってくれているんであろうか。

 当教室主催「からだから講座」は大変ためになる。わたしは運動というものは見るのもするのも嫌いだが、この講座の先生の話を聞くと「なるなるなるほど」と思うし、とにかくここで習ったものを家で少しでも繰り返せば体は変わるはずだと思う。あくまで声楽を全うするための「からだ」を作ろうの会であるが、生きてくって、歩く、座る、立つ、寝るなんかがあって、その先に考えるもうたうもあるんだから、まずからだからなのである。

 わたしが運動ダメなので、先生をお招きして講座にしたのだが、これは続行しそう。みんなで運動すると楽しいし、わたしはこの会場になっている白山上の曙会館が好きである。懐古趣味的であるが、それは趣味でやってるんじゃなく、本当にレトロなのである。できることならそのあまりに一等地にこんな贅沢な、などと意識的にならないで、このままでいてほしい。町内会の持ち物らしいが。

 次回は3月26日土曜 2時からと3時半からです。月2回開催。月謝3000円、継続は任意です。

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 相変わらず月1度くらいで四柱推命に通っているんだが、難しいねこれは。家で復習など怠っている場合ではなく、かなり入れ込んでやらないと理解できないし、占いというより一つの学問体系である。これを良く理解してからでないと、単純に「占う」ということはできないということは良くわかった。安い占いだと「食神」があるから食べるに困らない、などと占ってしまいがちだが、全体を良く見ないとわからない。

誕生日からその人の人生を考えるわけだが、そんな〜誕生日で全部決まっちゃうのかよ、と思うが、逆に決まっているなら自分のせいでは無いのだから気が楽でもある。

 思えば誕生日が変えられないばかりか、生まれる場所も時代も親も何も選べないんだから、でもさ、「その与えられた範囲」をよくしようという会である。からだから講座も当教室も。

 親もとっくに死んでしまい、「親がちゃ」はいう立場ではなく、言われる立場だが、許せ子ら、もう一度やったらもう少し上手くできるかも知れないが、あとは自分達でよしなにやってけれ。

 もう貰ったものを超えることも変えることもできないなら、ここでよくするしかない。でも良くする、って何だろう?

 とりあえず毎朝4時半から掃除を2時間する。決まったルーチンをこなすのだが、これ終わるとほんと気持ちいい。「風水」的に良いに違いない。空気が変わるのがわかる。四柱推命では命式がダメダメだととり合えず掃除をしたりして風水を上げることを提案するが、そう、それも「変えられる」少ないことの一つだとは思う。

 あとはピアノを弾く。うまくならんが弾く。これも掃除のようにやる。今更うまくならなくても良い。ピアノフォルテの会で弾くためだけに練習する(次回は6月17日)うまく弾こうとか大曲を弾こうとするから「そのうちそのうち」で40年も経ってしまったのだ。シューマンは「クライスレリアーナ」などと言ってないで「子供の情景」、でも結構難しいではないか。平均律は一巻5番、ドビュッシーも「前奏曲集」などはあと10年後だな、「アラベスク2番」で十分。でも毎日弾く。

 年取った諦め、諦めに「手をついて」こちらに戻ってくる、というような。

若い保険屋と話をする機会があり、大手の銀行を辞めて歩合だけの保険会社に移り、ゆくゆくはファイナンシャルプランナーのようなことで独立したいという。「本当にみなさんのためになることを直接したい」

 豊かな時代になったんだろう。お金より、みんなの「ありがとう」が聞きたいなんて。ありがとうは一銭にもならんが。いえいえ、ありがとうが実感できる仕事をしておまけに一銭も貰いたい、そんな感じですか。確かに誰のためになってるんだかなってないんだかわからない大きな会社で働くのは「ありがとう」が見えにくいよね。

 企業は「ノルマ」をこなすだけな労働に活力が見出せなくなったので、「ノルマ」もみんなで考える労働にシフトチェンジしているが、所詮会社の枠の中でやるなんて虚しいと思うのはよくわかる。

 だから「家族」なのかもな。なんかわけわからん仕事して帰ってきても、パパおかえりの一声があればなんとなく20年はごまかせる。そうすれば「動くことができない」年齢になるし、「そこで咲く」しかなくなるに違いない。

 2ヶ月ぶりに帰ってきた息子と話してたら、まあ、まだその根本を変えられるかなあという年までは色々考えちゃうんだよ、と言ってたが、大学の時の友達と麻雀すれば皆会社を辞めたい話ばかりだという。

ま、辞めないんだろうな。ちょっとした福利厚生とか、やりがいだとか、そのうち「家族」とか。

 趣味という手もあるよ。趣味も本気でやれば十分悩むに足るし、やりがいも生きがいもある。「本質」に触れることもできるし、ただ、がっかりするほどに、つまり「諦める」までやらないと何にも得られないとは思うが。

 

 

 

 

 

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