もうここ4日くらいマトモにレッスン出来ずすみません。
金土と例の防犯歌劇をやり、日曜日は二期会のパーティ
総勢300人の声楽家のみなさんと東京會舘で立食。当然そこには私の恩師の皆さんもおられ、マミーシンガーズはブースを開設してたので私は代表であるので行かなきゃならなかったが、本当だったらこんなおっかないところへは行かんわ。あっちにもこっちにも先生だらけ、ですからね。ビールも大して飲めないストレスから、終わってから銀座ニュートウキョウで駆けつけジョッキ3杯。
東京會舘から移動して銀座マリオンでこの300人が「ふるさと」をうたうハプニングを起こす、というのがその日の締めだったんだが、東京會舘で練習した時、あくまでもソット・ヴォーチェでうたう、ハモらない、という決まりがあったのに、本番はみんなかなりうたってたし、後ろのバリトンは下うたってたし。歌い手というのはそういう性質。もう一曲やりたいなあ、とみんな云っており、Traviataなんかやったらよかったのに。福井敬とかいるんだよー、錚々たる面々。
Youtubeにアップされているようなので「街頭歌唱」の模様はそちらでご覧ください。
そして昨日はクラコンの本選だったんだが(うちの教室から3人出ている、昨日はその中の1人が出場日)
私は本選審査員に選ばれて、ここ強調したいんだが、これは経歴にも追加できることらしいので、太字とかにならないのかな、なんか色もつけられるようなんだが、もう一回書くわ、
私はクラコンの本選の審査員に選ばれて、
行って来ました、青砥にそびえる葛飾シンフォニーヒルズ。どうしてこんなもの青砥に?まん前のスナックのような喫茶店で飯食ったが、それはどこをどう切っても前後左右青砥でしかなかった。主催者が(これが本当に私の人生に何かを残しそうなたまげたおっさんだったが)審査員に夕飯をおごるが、汚くてうまい店、イスなんか場末のキャバレーから持ってきたような感じです、でもゴキブリはいない、と中華安楽死(安楽)とまずいがまあまあ綺麗な蕎麦屋、さあ皆さんどれが良い?というので私達(4名)はこのゴキブリは出ないが汚いがうまい店を選んだんだが
主催者には悪いが、うまかったのはコーヒーだけだった。
かつて娘が高校の時このコンクールのファイナルまで行って、最後の演奏が不本意だったとか云って泣かれたのは青砥駅前のサイゼリア、安ワインをしこたま飲んだなあ。喧嘩して私は怒って帰ったんだが(終わった演奏についてがたがた反省したりするのはだめーです)でも結果は1,2位無しの5位だった。昨日審査して思ったが、この審査方法でそこまで残るのは結構大変なことだったかもしれない。
何も本人情報が無い中で、その場で言われた曲を音だけで判断していくという公平っちゃ公平なコンクール。
しかし高校生が抜群にうまかった。こうみんなうまいと、やはりファイナルに行くのは少なくなっちゃうんだけど、選ばれた4人はかなり妥当であったので私達審査員はなかなかな見識であったと自分達で褒め称え合った。
大人の部は合格者は2人であったが、うちの生徒が入りました。ここも強調したいなあ
うちの生徒が入りました
習い始めてまだ2年も経ってないだろう。バーのママだが、素晴らしい歌唱であったよ。
何のためにうたなんだよ?な歌唱が多かったなかで。うたう意味が伝わった。
うたは技術だが、それを支えるメンタルが無いならその技術に意味が無くなるということがよくわかった一日だった。
うたのメンタル?
他人の人生変えようとか、泣かせようとか、喜ばせようとか、そういうおせっかいな、あるいは役が憑依するほどのイタコな力とか。
どの道本人は破綻寸前だろうけど、小市民生活とは無縁な全部が備わっていること。
帰り青砥で上野行きの急行に乗ってたら、彼女が飛び乗ってきた。これから(夜9時すぎてた)仕事出るという事で・・
だよな、だよ。うたわなくてはならない事情でうたはうたう。そういうことがうたをうたう全部であるよ。