つまり、この生活じゃいけないんじゃないか?何か違っているんじゃないか?
と思わせ、そこの不足分を強調、それがないと「充実した人生ではない」と思わせる商売
第三次産業の発展形、もうそれは「みえぬものでもあるんだよ」というちょっと間違えれば詐欺、間違えなくてもココロ、ボルトとナットを作っている円高で苦しむ町工場社長に機械油の染みた手を前掛けで拭き拭き
おら、いい加減にしとけよ
といわれて当然だ、というようなヒヤッと感はいつも持っていようと。そういうの「センス」じゃないかな。
本当の充実、充実した自分幻想、
たとえば健康幻想。完璧な体などないが、今の体が重い、運動不足な感じがしてくるじゃないですか、どっか悪いと思い込むのも思い込ませるのも幻想持っているならたやすい。
たとえば痩身幻想。自分の今の体重が「自分のもの」であると思えない不思議。
たとえば充実した人生幻想。自分を生かした仕事について、やりきる人生
素 敵な家庭幻想。この指パパ立派なパパ年収高いです、カッコイイお仕事です、かっこいいのに浮気なし、中性脂肪なし、この指ママ優しいママ、お料理好きドメ スティックだけど社交的、不満云いません、美人ですでもパパ一筋、この指ぼくちゃん優秀ぼくちゃん、駿台模試は全校A判定、スポーツ万能、反抗期なし、趣 味はサッカー観戦とちょっとだけゲーム、あは。
不足分を数えるような状態はどこから生まれるかといえば大まかに云って「ヒマ」からくるんですから、不足に目を向ける暇もなければそのまま走り続けて前向きに倒れて死ぬだけ、といった人生になれば不足は解消。
立ち止まるといろいろ聞こえてくるという事で、
でも立ち止まっていろいろなことを考えようというような事が「余裕」豊かさ」の象徴であるなら、
そこは仕事の宝庫だわ。この時代「仕事」がないなどという事はありえない。就職活動中の皆さん、会社なんか行かなくても食べていくことは可能です。
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おはようございます
またも朝から濃い話ですが、先生はそういう余暇を利用して楽しくするというようなニッチ産業従事者なんですから、そんな種明かししてていいんですか?
そこはそれ、誠意とまごころでやっておりますよ。皆様の生活向上の一助になればこんなうれしいことはございません。
日記とかだと意地悪で偽悪的ですが、土曜の合唱の会最終曲「瑠璃色の地球」で振りながら泣いたりしてませんでしたか?
私 はお人よしの人情家です。文章になると武装してしまうんです、音楽も攻撃的でしたが、それは実力のなさを隠すためだとは薄々気がついていましたが、いまや 本当によくわかるようになりました。支えがしっかりしていると表面は柔らかく出来るものです。でもそれは今やっているアイーダ「Ritorna vincitor」で非常に良くわかった、ここ最近の話です。これはまず3月3日にうたいます、ひな祭りになんてそぐわないうたなんでしょう。その後は グーのライブで、その後は4月にやるコンサートで、その後は7月にやる前澤門下発表会で、今年はこれで終わりです。
それ全部「発表会」ですよね。仕事はないんですか?
3月17日「早寝早起き朝ごはん、桃太郎」は仕事です。ばあさんの二重唱(1分くらい)と「早起きするには前の夜にー」というワンフレーズ(5秒)のソロがあります。府中の森芸術劇場ウイーンホール10時と1時半です。チケットぴあで売ってます。1000円也
話を戻しますが「わかる」過程にはわからない事を発見しなくてはならない、それはどんな風に発見されるんですか?
違和感、でしょうかね?
そうするとやはり冒頭の話しに戻りたくもないですが戻ると「不足」のようなものがないと進歩もないんではないでしょうか?
不 足の発見、は人類だけがやっている行為だと思いますが、このまま永遠の不足感とともに滅亡するんでしょうが、へんな生き物ですよヒトは。空も飛べなきゃ速 くも走れない、牙もなけりゃ長い首もない、いわば身体的に無能な生物は「不足」つまり「出来る」との距離をいつもぶちぶち思うことによっていろいろやらか してきましたが、それに歯止めはかからないでしょうから、永遠に不機嫌でしょう。それに「出来る」は出来ない時点では幻想ですからね。そして幻想は現実に なれば「ゴミ」ですから
そうなんですか?
私は出来ないことだらけなんでたいしたゴミも出てませんが。
めずらしく謙虚なんですね
こと音楽に対して私はひたすら謙虚で誠実です。そういうの隠していますが、非常な努力家です。いつでも不足分を考えています
「芸術」といった類の性質ではないんですか?
そうだとも思うし、そういう事にしておくとまとまりやすいのでいいですが、
ではどんな「幻想」な到達点を見てるんですか?
「その音」を出すために完全に従う体、というようなことです。
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7月の発表会も満員になってしまいました、10月を取る予定ですので(文京シビック)エントリーしてください。
やっていく中で不足を解消、いや不足を「発見」していけたらそれは良い人生なのだと私は思っています。