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東京 声楽

  ピアノの練習をこんなに時間かけてやれるのは何十年ぶりというかんじであるが、いまだたいしてうまくもないのはもう今更どうでもいいことだ。一つ発見。

 速いパッサージョの練習に付点をつけてさらうのはよくやることだが、スタッカートもよくやることだが、近位置でのスタッカートというのはかなり効果的である。そのままでも別に悪くもない。グレングールドみたいになるが。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」をですね、7月の娘のところの発表会が出来るなら(ホール貸してくれるなら)やることになったので伴奏部分を特訓。相変わらずのパシティークもさらってるが、ベートーヴェンって類まれなるメロディメーカー、「春」のテーマのファからファにオクターヴ跳躍するところのきれいさがどうしていいかわからないが、パシティークの2楽章というのも恥ずかしいくらいにメロディーがきれいなうえに憂鬱である。でも古典ばかりじゃ飽きるので、シャブリエをやっているが(スケルツォ・ワルツ)案外簡単だった。YouTubeで探すと子どもばかり出てくるが、ピティナの課題曲にでもなってたのかもしれない。

 そうよ、初期初動が良ければ、それで頭がすごく悪いとかなければピアノはこのくらいは弾けるものだと思う。初期初動とは小さいうちから始めるので、親の態度でしかない。クラビなんとかとかありえない。ディズニーランドに行くからレッスン日を変更してくれとか、時間に遅れる、入ってくるなり先生の家の冷蔵庫を開ける、寝っ転がる、そこらのものを勝手にいじくる、いきなりため口、練習全くしてこないのに恥じるそぶりもない、課題をだすと「えー」とか先生の前で言う、テキストを忘れてくる、夏にサンダル履きで素足で来る、ピアノの先生仲間と話してると、最近の子どもの信じられない行動が話題になり、もうそれは尽きないが、月謝を半年滞納、少しずつ滞納して一か月分浮かせようとした、なども実際聞いた話です。

 ピアノなんかやめたらいいじゃん。ゲームでもして遊んでなよ。家のレベルがピアノに達してないよ。達してない場合は親も子も死ぬほどあこがれて始めないと何も始まらない。あこがれとどうしてもその音が出したい、今のこれじゃない!という思いがずーっとない事には、何のためになるかわからない音楽などやってられないんである。「理想」が無ければ何していいかわからないから、とりあえずCDで何か聞かせてほしいと思うが。野球だってサッカーだって誰かにあこがれて練習するんだと思う。

当教室も7月発表会あるんだけど、ホール貸してくれるんだろうか?

もうこうなったら1年でも2年でも気のすむまで自粛してたらどうだろう。CO2の排出は少なくなったし、東京ドームは静かで助かるし(郊外のような静けさ)石油も余って結構至極。エコでキュートなくらしである。人との距離がある方が私は嬉しいし、子どもの頃から外に出て遊んで来いと親に言われるのが嫌いで、雨の日が嬉しかったくらいだから全然いいのである。外出制限になってからの方がずっと外に出ることが多くなった。新緑がきれいですよ皆さん。

「大本営発表」を戦時中のように蒙昧に信じてしまう人々、いろんな病があるが、特定の病だけが怖いわけではない。インフルだって怖いし、もうみんな忘れてるかもしれないがO157もそろそろ季節だ。癌も脳溢血も心臓麻痺ももっと知らない病気がうようよ、家庭の病気百科というのを読むと「健康」であるなどということは稀有な僥倖なのかと思いますよ。

稀有な僥倖なのかもな。そうだ、臆病というのも立派な病気だと私は思う。第2波がくるとか、うるさいよ。正しく恐れる、とかもうるさいよ、正しく恐れない、が正しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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