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声楽を始める「最終楽章」

 無責任なようだが、このブログにネット会社の作ってくれた文章が時折入り、(AIが作ってるのかも)一応監修責任はあるので恐る恐る読んでみるが、まあそうだよな、「声楽とは体を楽器にして音を出すこと・・」だ。

それは私があまりに音楽のことを書かずに「変なこと」ばっかり書いてるので、ネット会社の北島さんが心配して入れてくれているものなので、断るのもなんだし、それで検索数が上がっているのかもしれず、毎月レポートがくるが、ブログ更新のたびには検索数も上がるので、そしてブログ以外のところも色々いじれるというのにそういうことも怠っているし。

ブログに写真を入れるやり方を息子に教えてもらったが、またわからなくなっているので、また聞くとして、隣に住んでる娘にラインで聞くと「がんばれ(絵文字)」というのが来るばかりで教えてくれない。音楽の基礎とピアノの弾き方と聴音の取り方を3歳から丁寧に指導して飯が食えるようにしてあげた恩など忘れてるな(絵文字)

イタリア研修旅行などという有意義なことをしてる割に宣伝してないし、当教室の発表会はみんな一生懸命でその辺の趣味の教室など・・・だと思うのだがそういうこともあんまり書かないのはサイトを持っている意味がないので、これから頑張ろうとは思ってます。

まずはイタリアの写真をここにあげられないとね。

またオアゾにきてるが、あれから興奮してオアゾの話を何人かにすると、これはもう十年以上前からあるものらしい。きっかり自転車で15分で来られた。

 和田倉門あたりに来ると必ず「東京だよおっかさん」と呟いてしまう。

東京は変わったよおっかさん、丸ビルなんか無くなっちまったぜおっかさん、でも東京駅の駅舎は残っていて素敵、これをビルにしようといったバカは出頭してほしいよおっかさん、文章が町田康のようだがおっかさん。

そしておっかさん、ここスタバでも皆が電子決済してるよ。私は「ハムアンドチーズ石窯サンド+ドリップコーヒーS」で861円のところ5061円を払いお釣り4200円を貰う。小銭ばあさんにお慈悲を、ゼーったい電子決済なんかにしない!!よおっかさん・・。

どこもスタバばかりで閉口。今急にボサノバ「マシュケナダ」がかかるのは混んできたからか?父親がボサノバに凝リ出したのが私が小学校2年の頃だったと思う。うちには当時珍しい4チャンネルのステレオがあったが、朝からセルジオメンデスとブラジル67だったか88だったのレコードがかかるのである。

ボサノバのリズムとは本当に「何もしたくなくなる」リズムであり、すべてのやる気をきれいに削ぐ。こんなの朝から聞かされて、悪童だらけの足立区千住の小学校に行くのは辛いではないか。

 そのネット会社北島の前コラムに「リズムを教える」とあるが、リズム感とはもうその人の遺伝子レベルにへばりついた習癖とでもいうようなもので、教えることも直すこともできないような気がする。

身体にくっついてる皮のようなもので、ひっぺがすことはできない。ブラジル人のリズムはどうやっても日本人に根付かない何かだ。

戦後日本人の優秀さを内から壊そうと色々なことを画策してきたアメリカだが、こういう勤労意欲を蝕むようなリズムの導入という手があったかもしれない。まあそれも英語教育とともに定着しなかったと思われるが。

ここから見える中庭に集いし丸の内のサラリーマン諸君、若い人たちは昔より体型は良くなっているのかもしれないが、なんと言ってもケツが上がっておらず、リズムとはケツで取るもので、この感じだと二足歩行も足先でコソコソとゴキブリ走法(パタリロ)になってしまうし、全部は自分の体の中にしまっておける身体、それは躾ともいうが、そう、躾がよく優秀なのはどうもこの辺のことに関わっており、16ビート?ムリムリ、絶対ビートを刻まない身体。言葉にもアクセントがないし、その演奏は全部の音にフェルマータをかけたようと揶揄されている。

 でも昨日なんとなくかけていたN響アワーのブラームス1番の最終楽章のN響は良かったのである。ベートーヴェンもブラームスもN響で聴きたいと思ったほどだ。

 みんなどう思っているか知らないが、ベートーヴェンというのは極めて真っ直ぐで直情型の作曲者なのである。特徴的に多いのは上行型の音階である。あと同じことの異常な反復、何度も正しいことをまっすぐいう人といった作風。その合間に入る稀代のメロディーメーカーっぷり、そのギャップに泣ける。

 ベートーヴェンが出現した前と後で何もかも変わってしまったが、このベートーヴェンを意識した、意識しすぎていきなり激しい短調(それもハ短調、だよね?)のフレーズで始めてしまったが、引っ込みがつかなくなった挙句最終楽章で激しくアウフヘーベンさせてしまうという、もう音楽など婦女子の楽しみではないな、情念と観念と怨念の賜物である。

と言った感じのブラームスの1番だが、N響の前のめりな息継ぎのない感じの演奏がぴったりハマったように聞こえた。最後ブラボーの渦だったが、私もあの場にいたら感動して快哉を叫んだと思う。

 

 お昼休みの丸の内のサラリーマンOLの皆さん。でも多く見かけるのは定年間近なのかその後なのか、私とそう変わらない白髪の入ったおじおじいさん。お昼中庭で一人でコンビニのもの食べてるくらいだからさほど出世はしなかったかな?でもお疲れ様です。ブラームスはお好き?我らはどうその動機を回収するかという最終章に入っているんでしょうか?デクレッシェンドすることばかり考えて終活なんて言わないで、ブラームス交響曲1番の4楽章のような終わり方、地味な一生にまさかの結末。

 声楽を始めませんか?一点突破の全面展開、そういう「趣味」を最終楽章に持って来る、と。

 

 

 

 

 

 

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