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誰でもできる声楽

   誰でも声楽は出来ると思ってる。

でもなかなか声楽的な声にならない、などというお悩みでみなさんいらっしゃるのだが、それは鼻腔に響いていないということで、特にポリープができてるなどの声帯に障害がないのであれば、うたが下手なのでも高音が出ないのでもなく、共鳴に声を持っていくのが慣れていないだけということです。

発声とは生活と性格で決まるようなところがあって、共鳴させやすい人とさせにくい人がいるが、ここ20年声楽教室をやっている感想で言えば、「変な人」ほど共鳴がうまい。「変」とはこの日本国で浮いてる、とか周囲に馴染めないとか同調できないとかそんなことだが、そういう人こそ鳴ることが多いのですね、逆にこの世の中とうまくやっているというか、うまくやろうとしているというか、同調されているというか、おとなしいというか、そういうフツウの人は鼻腔共鳴に持っていくのが不得手なことが多い。

 あまり共鳴に持っていけない人というのは、大きな声を出したりすることに抵抗のある人で、静かにしてるのがお利口だと信じている人たちなことが多いが、ほんとそれはそうだと思うので、人の言うことをよく聞き、あまり自分を主張しないような生き方は声は殺すよね。殺すというのは言い過ぎだけど、共鳴させないことを是としてるから声が響かない。

 でも思うんである。もう60、つまり還暦過ぎたら

共鳴させてもいいんじゃない?(夏木マリみたいに言ってほしい)

 いいじゃないもう。そういう人々は大抵家で練習できないというが、定年したくせにいつまでも女房を女中のように使おうとする旦那が「うるさい」と言おうが、家に食費たった2万だけ入れていつまでもお母さんを召使くらいに思ってるまだ家から出ないパラサイトな子どもが「お母さんやめて!」と言おうが、これらの人々に今更声を出す権利をとやかく言われる筋合いはないが、問題はその人たちと共存してきた歴史にあり、その中で「自分のいないようにしている位置」を確立してしまっているから、やはり声は響かないのである。

 大きなお世話、そこにも幸せがあるし、案外誰もいない間にお友達とランチしたりして気晴らししてるからいいの、というが。

 いや、声を自分の声を取り戻そう、自分は自分であったことを思い出して欲しい。

カラオケでもポップス歌うでもなんでもいいですが、声楽は丹田から脳天向かって突拍子もなく叫ぶうたい方で、これはステージでやれば褒められたりもするかもしれないが、練習段階では嬌声にすぎず、雨戸を締め切って練習している人は多いが、上手くなったりした暁には実際パトカーを呼ばれたりしてしまった生徒もいるが、上等、上手くなったらスカラ座で3000人の観衆に絶賛される歌い方ですから、そらうるさいんですよ。

自分を小さく見積もって誰にも「迷惑」かけないように気を遣って生きてた人にはそれは一大騒動だし、まず自分がへこたれてしまう。

 いえいえ、出してください、声。潰してた自己顕示欲も共に目覚めるでしょう。

赤ちゃんは鼻腔共鳴と腹式呼吸で何をも気を遣わず泣きまくるが、翌日喉が枯れたりしないところが完璧な発声なのである。でもそのまっすぐな自己主張に多くの若い母親は悩まされ、時に育児ノイローゼになったりするが、その元はこの完璧な鼻腔共鳴、スカラ座の舞台に置いといても3000人に聞こえるような声。

母は一緒にベルカントでうたえばいいのである。

これは想像で言ってるのではなく、かつて私は娘息子が泣き止まない時は必ずQuando me’n voをうたって黙らせた。NPOママとんキッズと組んで一歳前の赤ちゃんにオペラを聞かせる、という企画を一年やったが、赤ちゃんは必ず泣き止む上に「聞いてくれる」

そうなのである。私たちは生まれながらに声楽家なのである。

声が出ないなどと思っている人は多いのだが、私たちはかつてはできたんだから、できるのである。できなくなった理由をよく調べれば、そこには必ず性格と生活がある。

 逆に大人になっても「響いちゃってる人」というのは大丈夫なのだろうか?周囲との軋轢もあるだろうし、トラブルも多いかもしれないし、何か社会で、いや会社でいいことがあるようには思えないが、声が響く、という一点においてストレス解消してるだろうし、大体自己顕示欲も強いことが多いので、どんな状況でも自分が好きなので最強。

 二期会の会議などに行って、声楽家の皆さんのお話を聞いていると「この人どうやって日本国の小中学校に通ったのかな?」と思うことが多い。きっといじめられてても「気が付かない」といった感じだったろう。

いつまでもおおらかで自分を主張して周囲を困らせても意に介さず、その鼻腔を鳴らし続けられる人が声楽家である。

 ちょこカントの会・・・・・・・・・・・

11月4日(土)午後1時から 杉崎竜二氏のからだから講座。今回は質問にもお答えしようというスペシャルデイです。参加費500円。そのご3時からちょこカントの会。総勢20名がうたいます。入場無料。

自分の声を取り戻そう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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