発表会も終わり、ここ3年くらいはこのパターンだが、大掃除にかかるのだが、今年はここから3つもコンサートでうたわなきゃならないし、12月のどん詰まりにピアノの会があるのはここ3年変わらないが、そこまでに大掃除等全部済ませ、心置きなく下手くそなショパンなど弾くのは私のささやかな楽しみであるが。
やっと秋らしくなったとはいえ、私はまだ半袖で暮らしてる。今年はいつまでも暑いな。こういう暑い長い夏の翌年に、かの東日本大震災が来たんだった。
今日は息子と墓参り。この度親戚に頼まれて私はこの墓の主？になったのだが、私は無宗教だがこの墓に母を入れるに当たって、その墓のある「日蓮宗」という宗教に入信した。そういう決まりがあるので仕方なかったが、別にお布施や献金があるわけでもなく、入信にあたって5000円払っただけだった。墓に雑草が生えてたり苔が生えたりするのが許せないので年間4回くらい行って掃除をしている。私は死んだら海に撒いて欲しいと思っていたが、そういうのはかえってめんどくさいそうだから、ここに入ることになるんだろうな、がだんだん現実味を帯びてきた。その後また子供や孫やが出世させてくれだの難しい学校に入れてくれだのいろんなお願いに来るんだろうな。墓参りなんかする暇があったら勉強してなさい。
11月4日は恒例、バリトン杉崎氏による「体から講座」である。11月4日（土）午後１時から文京区男女平等センターA研修室。聴講料500円。予約はいらないので直接きてください。その後３時から「ちょこカント」13名有志が歌います！これは入場無料です。ぜひお越しください。
うたは体である、でも体とは難しいもので、そうそう思い通りいかないのは体もうたも人生も同じである。いや、体が自由にいかないからうたも人生も思うようにならないのかも知れない、と思いこの講座を開いているのだが。
ま、でもそれは「思うようにいかない」というからには「思うように」がなくてはならないが、そんなに強烈に「こういうふうにうたいたい」だの「生きたい」だのがあるでしょうか？あるなら叶うのでは？と私は思う。強く思うことは大抵叶うように設計されているのだ。あまりそれほどには考えてないけど、なんとなくこんなんだったらいいな、くらいでは何も変わらないのではないでしょうか？つまり強い思いは体を変えるから、それは思いも叶うという構造になってるに違いない。強く思えるか、に全部はかかっている。
でもそんなに「強く思わない」というところにうすらぼんやりした幸せがあるのかもしれず、うすらぼんやりした平民というものがあるとして、それはやはり強い意志をもったものに支配されてしまうよね。平和とはうすらぼんやりしたものを支配しない、ということだよね。
いや、うたは上手くなっても一向に平和を害さないと思うので上手くなりたいが、普段うすらぼんやりしてるのに、うただけ俄然本気！ということもあるのかないのか。例えばレッスン毎に日常が辛いという生徒がいるが、歌ってる時だけ微かに幸せだという。こういうのはもう本気で歌に取り組んでるというのと変わらないので、上手くなるのである。
何らかの「逃げ」でうたをやってる人はもうすでにうまくなる要素を持ってると思う。逃げる、は強い意志だからいろんなことを変えるよね。
私も「家庭」とか「主婦」とかいやでうた始めたんで、逃げですね。逃走成功、成功しすぎでとうとう「主夫」を扶養する羽目に。
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ジャニーという人の「本気」をどうして皆が容認しちゃったかね、と思うが。少年相手とは卑怯極まりないが、何と言っても長年で多人数というところがすごい。この国は法治国家ではなかったのか？
二期会にも有名なエロ演出家がいて、20年やそこら放置されていたが、私の代の研修生が二期会に訴えてクビになったのだった。でも当時まだ人権意識が弱かったのか、私は「なんで今更」と思った。まあジャニーズとは規模も悪質性も全然違うしこっちは一応大人の話ではあるから、でも今ならそれはダメだよね。「寝たら主役やらせてあげる」的なこと言うので有名。それの小判鮫みたいにしてた職員もついでに消えた。
うすらぼんやりした意志の者を力ずくで支配するのは簡単だとさっき書いたが、向上しようと意思を持ってもがいている者もまた支配されやすいのである。
うたが上手くなりますように。それだけを皆で強く願うことに。
