声楽を学ぶと、ソルフェージュと呼ばれる楽譜を読むためのトレーニングと並行して、声楽初心者のバイブルなどとも呼ばれているコンコーネでレッスンを進めていく先生は多いです。
コンコーネはオペラの本場であるイタリア生まれの、オペラの練習曲集です。
作曲家でもあり、教育者でもあったパオロ・ジュゼッペ・ジョアッキーノ・コンコーネが考案しました。
50曲もの練習曲が収録されており、積み重ねることで発声のレベルアップが図れます。
イタリア語の発音も同時に学べるので、オペラを歌えるようになりたい方にはおすすめです。
もっとも、オペラはイタリア語に限らず、日本語で歌うこともできます。
声楽初心者におすすめなのは、幼い頃に歌ったことがある日本の童謡です。
季節によっても異なりますが、「赤とんぼ」や「荒城の月」など、のびやかで抒情的な曲がおすすめです。