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ハイフィンガー奏法

 人間やらなきゃならないことはいつまでたってもやらないが、どうでもいいことはコツコツやってしまうように出来てるのか?いや、「人間」などと抽象化したが、自分のことだが。

 まあ練習はしてる。特にピアノはしているんだが、やはりレッスンに行くと「本質」がずれていることに気付かされるが、たまたま昨日の夕方うたのレッスンに行き、今日の午前中にピアノのレッスンに行ったもので、そして両先生から同じようなことを言われたもので。

 それにこれも同じこと言われたんだが、うたもピアノも「楽」な方がいいわけですよ。楽できるポイントを探さないでどうするよ、ということなんですね。

 ま、でもそれはある程度できた人の話ではあり、うたで前頭洞および篩骨洞等鼻腔共鳴が得られない場合、やはり「無理」して頑張ってもらうしかないのかなとも思うが。でももっというならそんな頑張ってやることでもないような気がするが、でもやりたい!という無体なニーズにお応えする教室であります。

 時間かけてくれればある程度鳴るようにはなります。

ピアノもまずはきちんと打鍵できないで何を弾いていても所詮どうにもならないから、初期の頃のハイフィンガーがダメなわけではないと思うんだが。うたでいう「おい鬼太郎」みたいなものだ。

私はハイフィンガーで弾いていたピアノを今更近接位に変えようとしてるが、この歳になってスタイルを変えるのは大変。でもこの半年で随分改善したのではないかと思う。第一楽だし、そこからでないと何弾いても同じになっちゃう。でもこれ、子どもにはどうなのよ、と思う。子どもは圧倒的にハイフィンガーの効用の方があると思う。どこでやめるかが先生の見極めなのかと思う。ある程度音階にムラがあっても、体力がつく高校くらいになると何とかなるものだが、このタイミングなのかもしれない。

 こういうこと地道にやらなきゃピアノはいじることもできないような楽器だし、何弾くたってその形式やらを音にしていくなどというのは気の遠くなるような作業であり、でもやらないと永遠に面白くも何ともないわけだから、もうこれはさっさと見切りをつけ、コード音楽に切り替えた方が絶対良いと思う。電気楽器でもできるし(というかそれではそれしか出来ないと思う)でもそこに登場するのが、どう演奏するか全て奏者に委ねられている音楽というものは、ルールとして「かっこいい」のが至上価値になる。そうすると「練習」は終わらないのである。だからジャズの人って一日中弾いてる。どこにも答えがない答えを見つける努力をいきなり強いられるんだと思う。もちろんクラシックだってそうだが、とりあえず指の練習にかこつけてる間によしなに死ねるし、つまり永遠に「本質」に触れなくていいわけです。

 ま、何だって才能なきものの天下ですからね。

 

 

 

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