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鼻腔共鳴を止めることは節度ある大人になるということである

今週もペニンシュラなう。

 席は中国人と西洋人(英語)に挟まれているが、うるさい。

言語とは何かを主張するものである以上、響いてうるさくて当然だが、日本語は静かだよなあ。一番うたに向いていない言語。前頭洞、および篩骨洞など鼻腔共鳴を使わない言語。

たまに日本人でも響くところで喋る人がいるが。ショップの定員とかキャバクラ嬢とか物売りとか特殊な人たちだと思う。

母はなぜか「鳴る」人であった。どこでどう喋っても響いていた。うたを教えて欲しそうにしていたが、意地悪して教えてあげなかったら、自分でうたってた。悪いことをしたと心から思うが、嫉妬だったかもしれない。

ああいった声を出す人は、内緒話ができないので裏がない。静かに考えるのは自由だと思うが、考える前に口に出してしまうので、それも響くので、その先は聞いた人が考えることになる。だから本人はあまりものを考えない。

そういう生き方は私にはできないが、できたいとも思わないが、何か癪に障るというか、大体多くは考えないほうがうまくいくに違いないが、考えてしまうのは「病気」であるからにして治らないものだ。

考えすぎて少子化。

産む前から教育費など考えるのはすでに病。

でもこの少子化は文明病だからどこをどうやってもどうにもならないだろう。あんまり考えない国は相変わらず産んでるんだから、地球全体としては人口は増えているのでいいではないか。

「向いてないこと」とは、まず考えることから始めてしまうことである。考える前にやってしまうこと、ダメと言われてもやってしまうことが向いていることだし、できることなのだ。

 大人になった国、ニッポン。私はいいと思うが。どんどん衰えて、文化大国になったらいい。

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土建屋:話が煮詰まると呼ばれるような気がしますが。

先生:少子化なんですよ。手当を増やすとか育休を増やすなどで、じゃ産もうかしらなどと誰が考えるでしょう。育休中に勉強しろなどといって不評を買ってますが、こういうズレたおじさんというのももうそろそろお暇する時代になってきました。家のこと一切しないさせないでもお金よろしく、という妻と夫婦漫才状態。

土建屋:でも子供いなかったら寂しいでしょう。

先生:寂しいから産むってこともないでしょう。猫でも飼ったらいいですし。

土建屋:この先人口は減るし、家族も減るというのにこんなにマンション作って大丈夫なのかな?

先生:それは私のセリフなのでは?

土建屋;そうでした、オフィスビルもだぶついてきました。次はマンションでしょう。供給過多になります。古くて建て替えが進まないところからまずいことになりますよ。

先生:ここは建て替えられるだけ幸せだとでも?

土建屋:そういうことです。

先生: 土建屋はビルばかり建て、車屋は車ばかり作り、自己増殖していくのが会社というモノですからそれでいいですが、少し考えた方が。ダンピング合戦がやってきませんか?

土建屋:会社も色々考えてはいるんですよ、でも基本売らないと利潤が出ませんから。ここもこのままでは膠着状態ですね。法律的には進められるんですがね。

先生;近隣も当然ですが反対してます。こんなところに20階など建てられては日の当たらない湖底の街になってしまいます。

土建屋:都心では仕方ない問題ですね。

先生;まあ、そうでしょうね。会社は自己増幅を続ける化け物ですから、仕方ないですが、再度言いますが少子化でそんな入れ物は必要なくなりますよ。今は郊外が過疎化して限界ニュータウンになりつつあるけれど、そして今の今は都心回帰で中心は人気ですが、かつては全てがスプロールしていた時期があった。そんな昔ではありません。時代は変わるんです。一回建てちゃったものはそうそう壊せないし。挙句に首都圏直下型地震が来るとか。

土建屋:趣味悪い発想ですね。だからこそ耐震設計にしていこうということです。

先生:建て替えてる間に変なところ住んでおだぶつ、なんてこともあるんでしょうね。

土建屋:それはもうしょうがないです。先生がよく行かれるような安い飲み屋の入っているビルなど昭和40年台建築のものも多いと思いますよ。

先生:一杯入れば気になりません。

土建屋:そう、先のことを考えてもしょうがないのですよ。

先生:私もそう思ってますよ。私は何も計画したことがありません。結婚も子供作るのも離婚も離婚した相手を追い出すのも再度呼び戻すのも全部その場の思いつきだけでやってきました。ミドリムシくらいしかない感覚と言いますか。ちょっとした光のある方向に進んでるだけです。その場その場で奮闘努力もしてきたような気がしますが、「奮闘努力の甲斐もなく〜」という間抜けな寅次郎の歌が聞こえてきそうです。人生は徒労です。

土建屋:珍しく弱音を。

先生:まあ、先のことは考えないようにしますよ。建て替えのその日まで居座って、その日が来たら楽園追放のアダムとイヴのように嘆きながら去るとか。猫2匹も連れてですが。

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「玩具と引き換えに都市が沈む」キリンジ

しかし私たちが引き換えにもらったものとはどんな果実なのだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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