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留年プーチン

 本日11月11日(ポッキーの日)に「わたしのお母さん」という映画が公開されるが、これの冒頭で石田えりが公民館で合唱を習ってるシーンが出るが、この合唱団の指導役をやってるので是非見に行ってください。1分くらいは写ってるはず。この時歌ってる曲のアテレコは「コールドルチェ文京」がやってます。井上真央主演。

 お母さん、が活発なタイプで、娘が内向的、いつもいつもその母の「ガサツさ」ーと娘は感じる、にイライラしながら生きてきた娘、というテーマだが。

 まあまあ、いつまでも「お母さん」のことを恨みに思うのもどうかと思う。

「家」とは出ていくところであって、振り返っちゃいけない、留まってもいけないところだと私は思うが。大体は「自分の家」を作ることで「前の家」は忘れられることになってる。「家出のすすめ」という本があった、寺山修司だ。

 書を捨てよ街に出よう、親を蹴飛ばして家を出よう。

何も蹴り飛ばさないでほしいが、組織から飛び出るということは多少暴力的にもなりますわね。家は「組織」であるよ。野合の二人が作ったにせよ、正式な見合いで作ったにせよ、今どきアプリで知り合って作ったにせよ、それが「家」になるに時間はかからない。籍をだし、式をあげ(オプション)経済的に甲は乙に扶養義務が発生し、これに基づき上下関係が決まり、役割分担ができ、さらに子供ができ構成員が増え、立派な「組織」の誕生である。

余談だが、この一年とうとう扶養家族(ふようと入力 「不要」と出て秋深し)を抱えているが、男が女を扶養するという昭和の時代主に信じられてきた信仰もだんだん揺らいできたのではないか。男女平等、と言うならですよ。

 前にも書いたと思うが、女子は子どもの頭を産めるギリギリまででかくして産まれた後も約1年子どもは世話なしに生きられない生物になり(頭デカくて立てない)女が子育てしなけりゃ種族は保存できないからね、扶養よろしく、という権利を何千年もかけて勝ち取った、と本に書いてあるが、そういう「たくらみ」によって女は長生き。外で働くのは一番体に悪いからね。全ての生物は利己的である。

 いいのか、男女平等。

でも時代はそっちに進んでいるのだ仕方がない。女が男に扶養されるという仕組みには実はなんの理由もないのである。習慣、もっと言うなら「洗脳」である。男の子だから泣かない、に始まり、男のくせにとか散々言われ(私も男の子にはそう言って育てた)リーダーシップやらを褒め称え、とにかくホモソーシャルで人後に落ちないよう細心の注意を持って育てたものだ。それもこれも男は「家庭」を持って女子供を食わせていかねばならない、という洗脳によるものだが、女の子にはいい男捕まえて食わせてもらったらいい、とマジ思ってた私である。

 この手の話は今20代のお子たちに話すと、ほおお・・と驚愕の声と共に、そんな時代があったんですね。と言われるのだ。ホウツキアーカイブス。この人たちにはすでに男女平等思想は普及蔓延しており、誰も結婚したら仕事をやめる、だの一生男に食わせてもらうだのは考えていない。時代は変わる。刺さった矢が後ろに引けないようにそれは前に進むしかなく、それに伴い必ず昔はよかったと言う嘆息が漏れるのであるが、そう言うノスタルジーはそれもそれで仕方がないのだ。人は「一つの時代」しか生きられないから。

 補足するなら、日本会議も統一教会も24条改正もこのノスタルジーの嘆息にすぎない。地球温暖化ではあるが全体からいったら氷河期に入っていく、と言うような大きなタームで見るならですよ。

 全部は一つの方向に進んでいる。「みんなそんなに違わないのではないか?」と言う感性が目覚めてしまったのだ。目覚めたムーミンをもう一度冬眠させることはできなかったように、ムーミンは家から出る。外は寒いのに。是非ムーミン谷の冬をお読みください。どんなに良いと思われるような変化でも、変わると言うことは寒い外に出ることなのだ。でももう一度寝られないのだから仕方がない。

 男も女もおかまも(これをなんとかって言うんだったよね)もっと言うなら最近動物もなのである。ビーガンとか草食主義とかわからないでもない・

 喋ってる言語、肌の色、宗教、イデオロギーなどの違いにより、簡単に阻害したり虐殺したり奴隷にしたりの時代は長いが、だんだん、ね、ね、そんな実は変わらないですよね、感情とか生活とか実感とか、と言うようなことが見えてきて、時代は非暴力時代に進んでいる。差別をなくそう、と言うことでなく、「皆大して違わない」と言うことがわかってしまう過程のなかにいる。まして外性器が違う、くらいで家の中でお手伝いのような労働を強いられたり、逆に外に出て歯を食いしばって一人で生活費を稼ぐと言うのもとても奇異なことではないだろうか?

 プーチンがいくら愛国心を煽ったところでいまいち盛り上がらないのも、プロパガンダが古臭くて多くは気持ちが乗らないのだと思う。産学一体ナンセンス!などと言って、学内に米帝の自販機を置かなかったりした大学も、今や学内にコンビニはあるわATMはあるわ、ちょっとした違和感はないでもないが。社会革命がおこるから授業なんか出ることない、とか先輩に言われたが、それは起きず、私も先輩も留年した。

そこでずっと留年してるかのような男だ、プーチンは。

こういうノスタルジー的事件はいくつか起きると思う。でも世の中はもう戦えないくらいにお互いを知るようになっていくはず。あと150年くらいかかるかもしれないけどね。そこに至るここ数十年に正反合のアウフヘーベンにおけるいざこざがたくさん起きるのなら、もう私の人生もそうそう長くはないのだから出来たら冬眠していてほしいと思うのですが。

 

 

 

 

 

 

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