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ヒット曲「良妻賢母」

 娘の生徒が最近増え、発表会も2月に行うそうだが、教室は部屋を時間でシェアしてやっているが、水曜の3時以降、木曜の午後、月曜全部などは使っているので、こうして追い出されて、そうすると(rリサイタルなどで切羽詰っているときは隣で練習したりもするが、とりあえず何もないので「うたとかうたわない」だめな先生である。しかし急に決まったけど6月17日コンサートやる予定。もう一人6月17日生まれの歌手が6月17日生まれの伴奏ピアニストを連れてくる、すごい!)①ご飯作る、②ブログ書く、③風呂へ行く しか我はやることがないのである。今日は①はやって来ちゃったので今②をやってて、じきに③もやり、7時半から一人生徒を教えるので7時には帰るのだが、③は本日富士見湯の定休日なので白山浴場に行く。どんどんこうやって風呂屋が減り、2年前は行ける範囲(自転車で10分以内)に4件も風呂屋があったのが夢のようである。今2件(ラ・クーア温泉を除きます。除きたいです、ひよってたまに行きます)そこそこいつ行っても混んでいる。

 それは学校が統廃合にあった小学生のようなものである(かつて子等が入学したぼけた感じの小学校はとっくに統廃合になったが、統廃合するに際して一応「討議の場」が与えられたが(実際は全部とっくに決まっている)いいじゃん村の分校みたいで、と主張してたのは私だけであった。お友達は多い方が良い、などとなんで当たり前な事言うのバカ達と思ってたけど。その後本郷地域は地上げでばんばんプラウドが建っちゃって、今や統廃合した小学校は満杯。「お友達がたくさん」で教室が足りない)

 菊水の常連だったばあさんにおととい富士見で会う。菊水無き後は白山に通っているそうだが、自分の母親103才の介護話がハンパない壮絶さで、自分の行く末を見るようだ。

 「元気」を取り戻して体操教室に週5日も通っているうちの83才の母に風呂行く前に少し寄って話を聞くと、まあ話す話す、生きてても面白くない、などと言うし。商売でもしていれば良かった、などと変えられない過去を語るが、「趣味」に生きられてシアワセだ、っていう嘘をつき続けられるならついていてほしいな。10分くらい聞いてると「良いこと」しか言わないが、30分も過ぎる頃からだんだん黒い事言い出す。

 でも人間ってそういうものだと私は思っている。「幸せ」のために生きているのではない、先に進むだけだと、ボウイも言っていた(嘘)

こういう年金老人たちのルサンチマンで日本は満開だが(どんな政権もそれに気を遣って大変。札配ったりするくらいなら、この汚いばばあ、まだ生きてんのかよ、くらいを毒蝮のように言ってくれた方が気が楽)それは年金額が少ないからだけではなく、体力が衰えたからでもなく

 皆の「善行」の対象になっちゃったからだよ。まさに「年金」貰っていることがフコウの始まりだと思う。

人は働いていやいや税金納めている、くらいの「善行」でもしていた方が生きている価値がわかりやすい存在である。

 まだまだ働けるころから年金、という人の「善意」を貰って生きられる「屈辱」に私なら1年も耐えられまい。

 なにもすることがなくて、年金貰って、「お年寄り」なんて蔑称で呼ばれアンタッチャブルな存在になっているのは辛かろうよ。わたしは死ぬまでばばあ呼ばわりされて嫌がられていた方がましだと思う。

「納税」していたい・・死ぬまで、小額でも・・。

 子どもの頃毎日行ってた神田の駄菓子屋のばばあ、というのはホンといやな奴だった。子どもを見たら泥棒と思っており、駄菓子をちょろまかそうとする神田の悪ガキをはたいたりしてたが、これぞ理想な老後。まったくこんなばばあの小商いからも税金取るなんて鬼だよ!とか言って。

 課税システムというのが性悪説に基づいているところも私は気に入っている。こちらも勿論「性悪」なので、いかにもしぶしぶ払いたくないが、それこそが正しく「善行」である。善行は詫びながらやれ、と太宰は言っているが、善行はいやいややれ、あるいは自分の善行に「気付かないように」やれ、である。

 税率を上げること、むろん反対だが、どんなやり方をしても「富裕層」と「貧民」に分かれてしまうだろうよ。ピケティ言うように。で、富裕層に強力な税制を布くって良いけど、そういうの誰がやるのよ。選挙政治なら落ちちゃうから、独裁政治じゃないと。そうするとそれは共産化と変わらなく、計画経済というものはだめだった、人の欲望の変数が入っていなかったから、もともと資本主義って個人の資産を増やそう、人よりうまいもん喰おう、に目標があるんだから、格差はどんどんつくに違いない。

 正月に読んだ雑誌にペーター・スローダイクの「贈与の倫理」というのを知った(雑誌arプラス26・大田出版 「可能なる革命」大澤真幸)それは「税」から「贈与」に変えるだけで良いというのですね、貧富の差を解消するには。ビル・ゲイツがたくさんいるわけじゃないし、と思うが、その「性悪説」を「性善説」に換えるだけでいい、と。人の「生きる」は人の役に立つことだ、ということを「意識的」に行うという、つまり金持ちはもううまいもん喰うとかにお腹いっぱいで、全ての快楽に食傷気味であろうから、「生きる」を担保するに、贈与、という「最後の快楽」を使えと。そうすると「弱者」とはまだうまい飯喰いたい人だろうし、全部はうまく行くはずだ、というのですよ。

 さっきの母の話に戻れば、その「つまんない人生」、とは「贈与の対象」になってしまっていることであり、それにどんな言い訳を付しても(老人だから、病気もあるし、女だし、働けない等々)楽しくない。

 人間の快楽のもっとも嫌らしい真髄は「贈与」することである。
そしてそれこそがほかの動物もしないし、人間だけの行為であるし、強者の証だし、いや、それだけじゃないな、快楽というのは「具体的」な言い方でも即言えないと。

自分の能力で獲得したものを「離す」瞬間に「快楽」があると思う。その後それが「物品」にかわったとてゴミ屋敷になるだけだし、胃に落とせば肥満になるし、家族に落とせば依存者、バカ子どもが出、記録に落とせば勲章とか表彰状とか銅像等じゃまだし、離されたあとの「その後」に何も無いばかりか害ばかりがあるはず。でもそれは「贈与」してる側の快楽の産業廃棄物なのよ、しかも依存性というか麻薬性あり。

 快楽は「その離す2秒」である。ビールはのどごし2秒、声楽も離すところの2秒。

もともと人類は「移動」していたのであり、撒かず刈らず蔵に納めなかったから全部がその日のうちに消費されてたわけだし、貯める事が出来なかった時代は日々が贈与で快楽の、宵越し無しのロックンロールな生き方だったろうよ。Baby,ネンキンモラッテシアワセデスカ?.


 税金は「払っている人間の幸福のため」であり、貰っている人間が決して「幸福」にならないシステムなのよ。老人福祉はここから語られよ。

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 またも近所のスポーツジムなどに通いだしたが、昔夜行くので失敗したので朝行く。7時に行き7時45分に帰らないと三四郎が一限に間に合わない(おら、過保護だろうよ。保護する「快楽」もやめる日を作らないとな。子育て、も「贈与」の快楽。節度を持つことと「いいことじゃないよねこれって」というセンスがないと・・。でも・・ママは思うのね・・地方のまじめなご家庭のまじめなご子息が教養課程でぼろぼろ一二郎池に落ちるのは、いきなり親の「保護」が無くなり、その「恍惚」のなかでリコンストラクション出来ないからである、「三四郎」とはそういう話であったね、だからソフトランディングをなんてつい思っちゃうんだよママは、だって「歴史」からまなびたいじゃん。柏キャンパスには五六郎池が本当にあるらしい、その先でどんな池に落ちようがママは知らないが)

 ししろーがメールの最後に446とか書いてきてうざいが、じゃ四四郎。進まない番号。つまり四四・・郎、再建不能。ほら、最後にちょっと書いてあげると喜ぶからさ。

 人ってその人の行ってた学校のカラーで生きていくところありますね。
私は高校が良妻賢母を是とする(頭悪いだけだけど)学校だったし、洗足学園というのも才能なんか開発せんで良い人と結婚して、おうちでピアノ教えて副収入テヘッ、な学校だった、今更そういう教育が効いてくるとは思いませんでした。決定的に追求度合いが「主婦」でテヘッ、泉谷しげるが「春夏秋冬」うたう感じですか?なんだばかやろーでも「いいひと」、いろいろがんばってもでもヒット曲は「良妻賢母」一曲だけ、みたいな。

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