そろそろ大掃除を始めるんである。
今日は靴箱が終了。その「合間」に2週間ぶりで声を出してみた。見事に通り道を忘れていた。やば、来月にはマミーシンガーズ恒例クリスマスコンサートがあります。リサイタルでやったカヴァレリアのアリアと重唱後半と都はるみの「北の宿から」うたいます。12月22日文京シビック小ホール7時開演です、当日券あります。
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土曜は二期会の友達マサコの紹介で、今新国立で「トスカ」やっている人々とイタメシやで飲んでた。とにかくすごい、スケールが・・来週から6回くらい本番があるんだが、土曜はGP終わりと言うところで、これから幕開けなのにもかかわらず、すごい飲む・・もう自分のスケールのあまりに小ささに感じいった。
スカルピアとカヴァラドッシとトスカと指揮者が来た。トスカ主要メンバー全員じゃん、イタメシやでほぼ全幕出来るというキャストぶり。
イタリア語も何語も出来ない私はにこにこしてるしかなかったが、ずいぶん前より聞けるようにはなってた。指揮者は北欧の出身で、イタリア語と英語がチャンポンになってたが、一番聞きやすいイタリア語だった。そうか、こうやって語学はやっていくわけね。ワインがんがんあけるし、いっぱい食べるし、いっぱいしゃべるし、世界の主要劇場を渡り歩いている人々。スカラでさあ、みたいな話がふつうに出る。急に立ってうたう。しゃべり続ける。
日本語の擬音語がうけて、日本人がよく使う「ぎりぎり」が受けていた
ぎりぎりございます、ございますはフォルマーレだ、といわれればそうだよね。ごろごろ、ぐるぐる、そんなこと何回も言って涙出るほど笑ったりしてるの。
ちょっと「うつうつ」する家庭内の事項があったんだが、すかっとした。この人たちにも悩みとかあるんかいな?あるんだろうが、オペラやる人々ってこんなんじゃないとね。
良いオペラって見るとすかっとするが(と言ってそんな経験2回くらいしかない、たいてい眠い)オペラの人々と飲みにいって同じ効果とは・・人をスカッとさせる人が「うつうつ」とか「ぐるぐる」とか「うじうじ」してちゃいけない。でもそうなっている私が、何オペラなの?
何やってんの私?
いや、この「主婦」の立ち位置から、私は主張する、オペラをうたおう!つらいよ家族って。どうして?愛故じゃん、つらいからって「家族作らない」とかだめだよ君たち、「舞台」に立ってつまんない「役割」を一生懸命演じきろうよ。
そこから「うた」は始まる、いや正確にいうと、そこから初めて「うた」が必要になる。
そう、台所で勉強しよう、って言った詩人がいたけど、わたしは主張する、「うたおう」、そう、そうすると私たちは人生を「手中」にする。
なんか日本人ってほんとにオペラとか出来んのか?近くで見ると顔の作りとか体型とか圧倒的なテンションの高さとかぜんぜん違うじゃん・・たった4時間くらいだったが、帰りの山手線内の「日本人の会話」にふるさとに帰った感。翌日即新国立劇場で火曜日から6回くらいやる「トスカ」のチケットを購入した。それから家庭教師「クララ」の宿題をまじめにやった。次回はなんか言えるようにする!ぜったいそうする。
こんなにいろいろイタリア語に金かけてて、最後に言えた一言は Ciao!でした。
Ciao!