今年の〆は12/1と早いんですが、どんどん年取るとせっかちになりますね。締め会を終わらせ、そこから大掃除をして、今年こそは落ち着いて(最後の週には旅行なんかできるくらいに)過ごそうかと・・どうもそうはいかないのはもうこれは私の性格故で、きっとなにかじたばたしているに違いない。
先日の続編だが、娘との連弾がどうにもならないので、私のピアノの先生に先週見せに行き、お互いアジタート過ぎる、そう、私たち親子はやはりどこか本質的に似ていて、先生はそれはもう涙出るくらい笑うんですよ。
そうか、側から見るとなんでもう少し落ち着いて弾かんかい、それにフォルテがffだよ、うるせえな、戦場かよ、って感じなんだと思う、変なところでルバートするのもなんか似ている、
いや、去年の「動物の謝肉祭」よりマシだとは思う。
さすがに先生にいろいろアドヴァイスを受け、自分たちのなんたるかを知りました、つまりお互い「ありえねえ」と思ってたところは同源というか親子なのねやはり、なところなんでしょう。
その後息子とも合流して飯食ったら、これが3人共早飯、私たちって食事が速いんですよ、せっかちというか、せわしないというか、たいてい誰と食事に行っても自分だけ10分もあれば終わってしまうし、だいたい「女の子」(おばさんでも)といろんなコースがあるような店に行くと、決まらない決まらない、えっと、このイタリアンサラダには何が入ってるんですか?どうしようかな?シーザーズサラダとどう違うんですか?って何にも違わないよ、葉っぱにパプリカが2、3片入ってるかどうかだよ。かったるいな、女ってどうして、たった一食でもスパッと決められないんだろう。
そういうのダサいと思ってスパスパ決めたがるお母さんと暮らしてたから、みんな早飯で、いけいけどんどんな演奏をしちゃうんだろうな。
Calma Calma
たいてい私のレッスン時の伴奏は速いので、合わせなどやると皆伴奏者に(伴奏者中島は天才だが、この教室のなんたるかはよくご存知だから、それなりに辛めな味付けでやってくれているにもかかわらず)さらに速く弾いてくれと頼んでいる生徒の皆さん・・。
そう、もう少し落ち着いた生活をしなくてはいけないな。
喉の不調が思いの外長いので、また耳鼻科に行くと、声帯に何かできてるなどという不気味なこと言われてしまい、しかし、徐々に良くなってる感じではあるので、それほど心配してないけど、もういくらなんでもなんかうたいたくなってきました。レッスンがやりにくいのが悲しい。こんなのはじめてだが、こうなってわかる、私はレッスンが大好きなんだな。そうじゃなくて「こう」がいいかどうかだが、そこ一番楽しいところで、その「こう」がより良い精度でやれるようにするというのが私の仕事で、そこは楽しいところでもある。
楽しいを仕事に出来るというのは僥倖であるが、それを鍛えて行くのがさらに仕事の質を上げて行くことなんだからさらに楽しいが、壊さないようにやる、という発想があまりなかった、もともと声帯が強いのかマスクしたりしないし、あまり風邪もひかないが、そろそろそういうことも気をつけなければいけないお年頃なのかもしれない。慎重さ、というものも私にあまりそなわっていないものの一つだが。
うたえなくて退屈なので、ピアノのユーチューブばっかり見てるが、アルゲリッチは後年どんどん見た目がフジ子・ヘミング化してないか。私に似てると言われるのは時間の問題だ、がしかしそのテクニックの衰えてないこと、円熟していることと言ったら、もう今最高のバッハを弾く人になっている。
たまにはうたも見てるが、カバリエ・・の喉から離れまくってる発声を「見てる」と自分でも出来るような妙な錯覚が。。こうやってうたえないとなんでもうたえるような気になるのはなんでだろう。