毎日モーツァルトと格闘しているが、ほんと格闘という言葉が近い。去年もさんざん出来ないでさんざんな思いをしたコンサートを何故また、それも同じ時期にやるんでしょう。人間は不思議だなあ。
小学生の頃、兄と海に行って、砂浜ででかい城を作ったことがあるが、完成まじかに兄がそれの上に乗って全部破壊した、で、
「いいか美代子、人間には構築しようという欲と同じだけ破壊しようとする欲が存在するのだ」と言った。
構築しなきゃ破壊もできないということか。
バッハモーツァルトはランナーズハイになるくらい練習しないと出来ない、とコロの友人に言われ、ハイになるほどやってないので、落ち込むばかりです。山が小さすぎて破壊もできないのか(泣)
難しい事してるとこうつい、人生もうさほど長くもないんだから、やり残したことはないか?などと問いかける。定期試験中にリースマンの「孤独な群衆」を読みたくなるのと同じで、でもそれはついに読んでないんですね、今の今まで。
で、急にCD作ってみようかな、などと思う。それは生徒だけではあるが「要望」もあるし、なんか怖いもの見たさで買ってくれる人もいるかもしれないし。
クラシックのというより、うたのアルバムにしたいなあ、もうこんなさえない歳(中高年とかシニアとか呼ばれる年齢)になり、いろんな苦労もし、今こそのご褒美はその「人生経験」がひっかいた傷跡のようなものに染入る音楽だろうよ。
それでそのCDに入れる曲とか考えてたら少し楽しくなった。
ちょっと、ブログがフェイスブック化してない?

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