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3.11 それでもわれらはうたっていく

痴呆の母
とかけて忘れ去られたフクシマと説く。無かったことにしたいでしょう。
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3.11って決まりのように「思い出したり」「反省」したり「忘れない」を誓ったりしてるが、特に福島の原発作られちまった地域のみなさん、ごめんなさい。
でも電気はベース電源が大事なので、今のところそこ原子力に頼るしかない、少なくとも蓄電池などの技術が確立するまでは、で、そこに作っちゃったんです。(そこが「そこ」だったことにほんと怒ってください。でもやはり「そこ」だったんだ、そしてそれが「ここ」でなかったことの幸福を感じてるそこで無かったここの私たち。自分の残酷について反省しましょう)
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どこにも「そこ」を作らないというなら、こうすればいいんです。しょっちゅう電車は止まるわ、停電するわ、クーラーは効かないわ、つまり経済は悪化するわ、を我慢する。
でもその「選択」はないな、とあの日以来日本はそっちに舵を切ったわけです。「そこ」に原発作っちゃった罪悪感を感じることさえ私たちは苦しいと思っている。
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「復興」の名のもとに、「ここ」のわれらの自己欺瞞も浄化しようというわけです、ははは。
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何て人って自分だけ好きなんだろう、と思う3.11.でも動物って種族保存や個体保存で忙しく、自分だけ良ければいいというのは「正しい」生物としての在り方。
地方納税で肉貰ったり(すいません私はそういう下品なことはしてません)もう哀しいけど、それが「生きる」ってことさ。でもなぜか自分は「無欲」だと言いたい。
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これから先を「未来」を考えるって楽しい、努力も楽しい、人は「新しいもの」しか好きになれない。いや、もう少し具体的に書くと「獲っている瞬間」にしかパワーが出せない。
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その感触を、自分の身体に「だけ」とことん落とし込んでいくことを考える。10代から考えている私の答えです。外になんにもありゃしない。
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うたう
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母との時間を大事にして(今だってかなりなことしてると思ってるが、この年まで生き残っている人の欲は強いのである)いいかえれば母の欲に答えて、つまりは自分の活動をセーブして、「やさしい」時間を大切にすればいいわけですよ。レッスンも減らし、まして勉強でイタリアなど行かず、毎日母と車いす押して公園に日光浴にいく。それ、めんどくさいし、「楽しくない」から出来ないや。
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 でもあんたが学費だして、ピアノも買ってしかるべき先生につけてやっとここまで「喰える」ようになった娘でっせ、何よりそこ、喜んでほしいんですよ。私は私のレベルでいまその与えられた音楽の能力でやっとこさ喰えるようになったし、少しは人の役に立っているのかと、かすかに自信に思えるようになっている(あんな自信なかったあなたの娘が)・・。音楽でですよ。鎌倉の先生のところまで一緒に行ったじゃないですか、帰りに鳩サブレとかまぼこ買って帰った日を覚えてますか?こんなどうしょうもないピアノ能力に投資してくれたんじゃないですか。音大なんかいまさら行ってもなあ、な私に、ま、ほかにやることもないんだからやったら、と言ってくれたじゃないですか。今の私はそこで成り立っているんですが、
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しかしそういうことは一刻も早く忘れたいです、私は。
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もう一度書くけど、親の投資とは(気持ちも金も)不可逆的です。そこは墓参りなどで許してもらいたい
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なんと身勝手な、と思うけど。私だって子ども2人いる身ですが、親のことなど一切気にするなと思っている。
親の努力はベース電源。あって当たり前、でしかも、親は「爆発」しちゃいけない(損得勘定から言えば子どもなんか持つのは「損」。でも損得勘定を忘れるほどの「損体験の喜び」が子育て)
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この国も私も「成長戦略」をあきらめ。「共生」とかそんな感じになれればいいんでしょうか?
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成長と共生。その相反する価値のアウフヘーベンを問われているんでしょう。そこができたら日本も私も偉くなるんだなきっと。
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でも蓋をしちゃおうとしてるよね。少なくとも私は。
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親を背負った銅像の笹川良一。背負って本読んでたっけ?それ二宮金次郎とダブってる?彼は薪を背負ってたか。それは出来るかな。本も薪も「未来」だから。
あるいは母背負うだけならできるかな。親背負って本読んでたらすごい、って話だよね。
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母背負って本読んでサーフィンするくらいのバランス感覚、さらに頭に水ガメでも載っけ,
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さらにさらにベルカントでうたう。
できるさニッポン、そして私!

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宝槻美代子音楽教室
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